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Aska Temple

All about John Ubel and Aska Temple

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ソーニャ

縞模様の長靴下。

9歳のマリエンヌが履いていたのと、同じ靴下。

冬の寒風の中、

ソーニャは、公園で電話を持ちながら、

クシャクシャの笑顔を見せて、

セフと始めて会った。

春、春の風は冷たい。

セフが春の風とともに、

出逢ったソーニャは、ジャズ喫茶で

セフのピアノを聴く。

ソーニャは、はじまりのレーニンや中上健次を読んでいる。

ソーニャの素足は、細く綺麗。

セフは、少年の頃からソーニャのような文学少女と出逢いたかった。

ソーニャとセフはヴィムヴェンダーズの映画を観る約束をする。

ジャズ喫茶のマスターは、その日、セフとソーニャのために、

1時間早く店を開けてくれた。和服で決めているマスター。

二人でコルトレーンを聴きながら飲むプランディーはおいしい。

カワイのコンサートマスターピアノは、黒く光っている。

セフはソーニャに心を開く。

吉松剛造の詩をさし出すソーニャ。

セフはソーニャに心を開く。

セフは小説を渡し、

ソーニャはセフの良き理解者になるであろう。

春の風は冷たい。

ソーニャとセフは、

また逢う約東をする。

ヴィエナヴィスタソーシャルクラヴ

「僕を映画に連れていってくれないか?」

LEDZEPPELINの歌詞が、セフの頭をよぎる。

ジョンコルトレーンは5枚目になり、

二人は、ジャズ喫茶をタクシーに乗り後にした。


縞模様の長靴下。

厚いコートに身を包み、

ソーニャはプラットホームへ

消えていった。

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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

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