真 夏 の 夜 の 再 会2008-11-22 Sat 09:18
ロレーヌがセフの自慰行為の度に、セフのベッドに現れたのは、夏が終わろうとしていた、虫の音が響く季節だった。
昔、ビルの一室で隠れるように抱擁しあっていたセフとロレーヌは、その季節から毎夜交わりを繰り返していた。幽霊か妖怪か、そんな事はセフにはどうでもよかった。再びロレーヌと毎夜再会し、抱擁できればそれでよかったのだ。 セフは毎朝やつれていった。ただロレーヌが毎夜セフのベッドに一緒にいた。ただそれだけだった。ただそれだけでよかった。 悪霊に取りつかれたようにセフはやせていった。ロレーヌはセフが強制入院されるまで毎夜訪れた。そしてまたロレーヌは別の女をセフによこす。 出雲神社の札がセフの家の神棚に、伊勢神宮と三輪神宮の札の横にある。ロレーヌが持つてこさせたのだ。 セフの十字架は何の役にも立たなかった。 ロレーヌはまた別の女を毎夜セフのベッドに送ってくる。 |
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