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ヘーゲル『精神現象学」を読む Part14

ヘーゲル「精神の現象学」B 自己意識 IV 自分自身だという確信の真理 Die Wahrheit der Gewissheit seiner selbst  (三)

B 自己意識
IV 自分自身だという確信の真理

(三) 自我と欲望


   「最初の、無媒介の統一から出発して、形態化と(生命の)過程という(両)契機を通じて、これら両契機の統一へと、還帰し、」
   「したがって、再び、最初の単純な実体へと、還帰したのであるから」
   「この還帰した統一は、最初の統一とはちがった別の統一である。」

   「この第二の統一は、これら、すべての契機を止揚せられたものとして、内含している、普遍的な統一である。」
   「この普遍的な統一が、単純な類であるが」

   「この意識は類であることを、自覚している。」

   「しかし、かかる生命は、自己意識である。」

   「自己意識は欲望なのである。」

   「しかし、これと同時に、自己意識は、また絶対に、自分だけで、存在するものであり」
   「そうして、自己意識が、かく自分だけで、存在するのは、ただ、他者を撤廃することにのみ、よっているのであるが」
   「さりとて、自己意識が、(絶対に自分だけで、存在することの)真理である以上」
   「自己意識には、その満足が生ぜざるをえない」

   「(a)自己意識にとって、最初の無媒介な、対象は、純粋な、区別のない、自我である。
   「(b)しかし、この無媒介は、それ自身絶対の無媒介であり、ただ、自立的な対象の撤廃として、のみ、あるものである、言いかえると、この無媒介は欲望である。」
   「欲望の満足は、もちろん、自己意識の己れ自身のうちへの還帰であり」
   「言いかえると、(客観的)真理となった、確信ではあるが」」
   「(c)しかし、この確信の真理は、むしろ、二重の還帰であり、自己意識の二重化である。」
   「ここで、真理に対して、対象であるところのものは、自分自身において、自分が、他的存在であること」
   「ないし、区別であることを、なきものとして、定立し、」
   「しかも、そうすることにおいて、却って、自立的である、対象である。」
   「ただ、生命をもつにすぎない、区別された形態も」
   「もちろん、生命そのものの過程のうちにおいては、自分の自立性を、撤廃しはするが」  
   「しかし、この形態は、区別である(限界)まで行くと、もう自分が、そうであろう、形態をやめるのであるが」
   「これに対して、自己意識としての、対象は、己れ自身を否定しながら、全く同様に、自立的でもあり」
   「そうであることによって、自ら、自覚的に類であり」
   「分離して、特異のものである、さなかにおいて、普遍的流動でもある。」
   「すなわち、この対象は、生ける自己意識なのである。」

   「ここに初めて、自己意識に対して、己れの他的存在における、自己自身との、統一が、自己意識に対して、生ずるからである。」

   「欲望の対象は、ただ自立的であるにすぎない」

   「この対象は、普遍的な、絶滅すべからざる、実体であり」
   「流動的な自同的な実在だからである。」
   「しかるに、自己意識が対象であるときには、この対象は、対象であると、全く同様に、自我でもある。」

   「今後に、意識に対して、生ずるものとは、いったい、精神とは、なんであるかという、経験である。」
   「精神という、この絶対的な実体が、もっている、対立、即ち、相異なり、各自別々に、存在する、両方の、自己意識が、各自に、全く、自由であり、自立的であるのに
    両者の統一」
   「即ち、我々である、我と我である、我々とを、形づくる、さいの、絶対的実体である、精神が、なんであるか、についての経験が」
   「今後に意識に対して、生ずるものなのである。」
   「意識は、精神の『概念』としての、自己意識において、初めて、転換点に立ち」
   「ここで感覚的此岸のいろとりどりの仮象から、また、超感覚的彼岸の空虚な夜から、現在という、精神の昼のうちに、歩み入るのである。」

  

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