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ヘーゲル「精神現象学」を読む Part11

ヘーゲル「精神の現象学」 A 意識  III 力と悟性、現象と超感覚的世界 Kraft und Verstand, Erscheinung und ubersinnliche Welt.(二)

III 力と悟性、現象と超感覚的世界

(二) 内なるもの

<二>区別と同一としての法則

α 限定的諸法則と普遍的法則

  「諸法則の国は、たしかに悟性の真理であり」
  「しかし、同時に、この国は、悟性の最初の真理であって」
  「現象の全面を、みたし切ってはいない。」

  「いったい悟性は、単純な、内なるものの意識として、自体的に、普遍的な統一をもって、真なるものとするものであるが」

  「このさい、悟性は、普遍的な現実そのものを、表現する、普遍的法則を、見出したつもりでいるけれども」  
  「しかし、じっさいには、悟性の見出したものは、ただ、法則そのものの概念であるにすぎない。」
  「この概念を見出すのと同時に、悟性は、『一切の現実は、それ自身において合法則的である』ことを、言明しているのであるから」

  「法則そのものにおいて、現存している、区別項でさえも、再び、単純な統一としての、内なるもののうちへ、還帰するというように、把握せられるべきである。」
  「そうして、この統一が法則なるものの内的必然性なのである。」

β 法則と力

  「かくて、法則は、現に、二重の仕方においてあることになり」
  「一方では、孤立的な、諸契機としての、区別項の表示せられている法則であり」
  「他方では、単純に、己れのうちに還帰してあるという形式においてである」
  「後者は、再び、力と呼ばれうるが」
  「しかし『力』は(己れのうちに)押しもどされた力ではなくして、力一般であり、言いかえると」
  「力の概念としての力であり」

  「時間と空間とは、運動の自立的な部分或は、各自それ自身においてある、実在である」

γ 説明

  「だから、区別は、以上いずれの場合においても、自体的区別でない」
  「即ち、力である、普遍者が、法則のうちにある、部分化に対して、没交渉であるか」
  「それとも、法則の部分である、区別項が、相互に、没交渉であるかのいずれかなのである。」

  「力がまさに、法則と全く同一性質のものであることを、意味する」
  
  「悟性は、いぜんとして、対象の静止的統一に、執着しており」


  「この悟性のうちに交替をもっているのである。」

<三>内的区別の法則(第二次の法則)と顛倒された世界


  「概念は、悟性の概念としては、諸物の内なるものと同一であるから」
  「この交替は、内なるものの法則として、悟性に対して、(その対象として)生じてくる」
  「そこで、悟性は、経験するのであるが」
  「経験するのは、次のようなことが、現象自身の法則であるということである。」
  「即ち、区別は、生じてきはしても、これが、なんら、区別でないこと」

  「この原理によって、最初の超感覚的なるもの」
  「即ち、諸法則の静かな国」
  「知覚される、世界の直接的な模像は顛倒して、正反対のものに、転換している。」

  「この第二次の超感覚的世界は、顛倒された世界であり」
  「しかも、一方の側面は、すでに、最初の超感覚的世界においてできているから」
  「この第二次の超感覚的世界は、この最初の、超感覚的世界の、顛倒された世界である。」
  「こうして、内なるものが、現象であることが、完成せられたのである。」
  「なぜなら、最初の超感覚的世界は、知覚される、世界を、普遍的な境地にまで、直接的に高めたものであるのすぎぬので」
  「必然的に、知覚される世界において、自分に対立する、像をもち」
  「そうして、この知覚される世界は、かの世界に対して、まだ、自分だけで、交替と変転との原理を、留保していたからである。」
  「諸法則の最初の国が、この交替と変転との原理を、欠いていたが、しかし、この国も、顛倒された世界となると、この原理を獲得している。」

  「即ち、顛倒せられた世界が、最初の世界を己れのそとにもち」
  「これを、ひとつの顛倒した反対の現実として、己れから、拒斥し、」
  「そこで、一方の世界は、厳守であるが」
  「これに対して、他方の世界は、自体であり」
  「一方は、他者に対して、あるような世界であるが」
  「これに対して、他方は自分だけで(絶対的に)あるような世界である、という意味においてである。」


  
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