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芸術家が客観性を獲得する時

芸術家が客観性を獲得する時

 1980年にFACTORYよりFIRST ALBUM「THE RETURN OF THE DURUTTI COLUMN」、
1981年に「LC」、1983年に「ANOTHER SETTING」、「LIVE AT THE VENUE LONDON」(VU VINI)、「AMIGOS EM PORTUGAL」(FUNDACAO ATLANTICA)、1984年に「WITHOUT MERCY」、1985年に「DOMO ARIGATO」と順調に作品を発表し、ヨーロッパ、日本ツアーをこなしてきたTHE DURRUTI COLUMNの1986年のALBUM作品が、
この「CIRCUSES AND BREAD」です。
 VINI REILLY氏以外のレコーディング参加メンバーは、BRUCE MITCHELL(PERCUSSION,XYLOPHONE)、TIM KELLET(TRUMPET)、JOHN METCALFE(VIOLA)と'85年の日本ツアーのメンバーでレコーディングされています。'86年のNEW YORK LIVEでもVINI REILLY、BRUCE MITCHELL、JOHN METCALFEのメンツでの録音が残っています。当時は、このメンバーで活動していたようです。
 LPに収められていた作品は、「BLIND ELEVATOR GIRL(OSAKA)」までで、今回の再発にあたり、9曲のボーナストラックが収められています。その中には、1983年のシングル「I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELL」(VOCALはLINDSAY READE)や'83年にお蔵入りとなったアルバム「SHORT STORIES FOR PAULINE」からの曲、COMPILATION ALBUMに収められていた「VERBIER」「THE AFTERMATH」などが収められています。
 THE DURUTTI COLUMNというバンド名は、スペイン市民戦争で活躍されたBUENAVENTURA DURRUTIと彼の影響を受けた1960年代の国際的状況主義者のCOMIC STRIPからとられたようです。このCOMIC STRIPなるものは、BEATLESの映画「マジカルミステリーツアー」に出てくるサーカス団のテントで行われる見せ物劇だと思われます。'60年代のNEW LEFT達がサーカス団の経営を生業にしていたのは、当時からヨーロッパ中そうだったようです。代表的なのが、ミッテラン政権時代のフランス冬期オリンピックのアトラクションですね(音楽はフランスの坂本龍一、ヘクトールザズー)。順調にアルバム作品を発表し、ツアーをこなされていた当時のVINI REILLY氏が「サ-カスとパン」という題名のタイトルを付けられたのは、一種のユーモアでしょうが、ミュージシャンにとって、音楽で生活していくという抜き差しならない問題を、NEW LEFTのサーカス団達に重ね合わせるのは、深読みのしすぎでしょうか?
 VINI REILLY氏は1953年マンチェスター生まれ。ご幼少のおりから、ピアノを弾いておられ、10歳の時から正式なクラシックギターの教育を受けておられます。彼のギタースタイルは、フィンガーピッキングの生爪でエレクトリックギターを弾くという独特なスタイルで、主にディレイがかけられています。クラシックギターの奏法をそのままエレクトリックギターに用いられた楽曲は、リードメロディと伴奏がほぼ同時に演奏され確かにマエストロと称されるにふさわしいですね。またキーボーディスト、シンセストとしても有能な方で、プログラマーとしてもアルバム「OBEY THE TIME」やシングル「KISS OF DEF」で聴かれるように大変有能でいらっしゃいます。
 VINI REILLY氏について考えると、最近本で読んだミュージシャンの惑星プレイアデス
から地球にやってきた人々について思いをはせてしまいます。妖精や天使のようなこの世のものとは思えない存在であるのは確かです。
 THE DURUTTI COLUMNは現在も約1年に1作のペースで順調に新作アルバムを発表され、ツアーを行っておられます。まさにマンチェスターの栄誉と称されるご健在ぶりです。
                               JOHNUBEL
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