Aska Temple

All about John Ubel and Aska Temple

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電器屋の女

電器屋の女
       ヨハン ユーベル

 その頃、アベルは入退院を繰り返した後、大阪の友人に誘われ、大阪のROCK BANDの世界に入り、アルバイトとバンド活動に忙しい充実した日々を送っていた。車は軽から黒のシビックに乗り換えた。或る日、ワープロのインクリボンがなくなったので、車を電器屋まで走らせ、その中型のチェーン店を訪ねた。インクリボンのコーナーには、対応機種の名前が並んでいたが、アベルのワープロ文豪Miniは、機種が古すぎて、表には書いていなかった。そこで、近くに居た若い男の店員に、
 「あのう、文豪miniこのインクリボンに対応してますか?」
と訊くと、
 「そこに書いてあるでしょ?字読めないんですか?」
と、如何にも、小物を売る気がないという応対をしたので、腹が立ったアベルは、冷蔵庫を買いに来た老夫婦に、ごますり接待をしているその店員と、客の老夫婦に向かって、
 「お客さん、こいつ、箱もの売っても、アフターサーヴィスする気全然ない、って言ってますよ。」
と、言ってやった。すると、その店員は、
 「営業妨害で訴えますよ。」
と、怒って来た。アベルは、
 「そっちこそ、客の人権侵害で訴えたる。書いてないから聴いてるんじゃ!」
 「お前なんか話にならん、上呼べ上!。」
すると、2階から、その店員の上司が飛んで来て、
 「何か不届きがありましたでしょうか?」
と、急いで謝った。
 「こんな奴の事はどうでもいい。」
 「僕の文豪mini古すぎて、この対応機種表に載ってないんですけど、使えますか?」
すると、上司の店員は、丁寧な仕草で、
 「はい、使えます。」
と答えた。やっと店の中が正常な雰囲気に戻った。
 「それじゃ信用してまとめ買いしますよ。こんなヤナ店員いるとこしょっちゅう来たないから。」
 アベルは、レジで会計を済ませようとした。少々所持金が足らなかったので、持ってる金額の範囲の個数に換えてもらった。若い店員は、レジの女に何やらブツブツブツブツ呟いている。どうやら、この若い店員とレジの女はできてるらしい。
 「兄ちゃん、女といちゃいちゃしに会社来てるんやったら、朝から風俗通った方がマシやでぇ~。」
 「風俗朝9時からやってんで、朝から行って抜いてったらどうや。」
若い男の店員は、怒りを顕わにしそうになった時、レジの女の会計が済んだ。すると、そのレジの女は、アベルに向かって、ニコッと微笑み、
 「アベル君。」
と、話かけた。大木だった。しかしアベルは、
 「お前の知ってるアベル君は死んだ。今の俺は別の人格や。」
 「お前なんか知らん。」
 「お前等が殺してんやろ。」
大木は、レジの片隅で大声で泣き出した。
 「お金を盗った上に、人殺しまでしてしまった。」
と、大声で泣き続けた。隣にいた大木とできている若い男の店員は、
 「こいつぴんぴん生きとるやんけ。」
と、怒り出した。泣き続ける大木にむかって、アベルは
 「ざまあみろ!。」
と、捨てゼリフを残して、黒のシビックに乗った、若い男の店員は、怒って、アベルを追いかけて来たが、アベルは、店員を轢かない程度に、車を回転させ、電器屋を去った。
 
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