Aska Temple

All about John Ubel and Aska Temple

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サルトルのヒューマニズムと紫式部の逆弁証法



サルトルのヒューマニズムと紫式部の逆弁証法
                        弓武声慧

 紫式部の長編「源氏物語」には、或る一定の論理学が存在する。それは、西洋の弁証法と、比較するならば、逆弁証法とも呼べるべきものである。仏教哲学のマナ識における、
マイナスXマイナス=+という、非常にマゾヒスティックな逆弁証法である。西洋哲学における、弁証法の、常に上方に螺旋上昇して行く論理学に比べると、かなり暗く、ジメジメした印象を与える。
 しかし、キリスト教学から発展した、西洋の弁証法は、生身の人間には、とても残酷な
ものであるのは、学園闘争を経験したおじさま達には、痛い程お解りであるはずである。
存在が無化して生成する、弁証法を、自分の人生に捉えて、自己否定などしてしまえば、
精神医学的には、その時点で、Schizoid(統合失調症)である。まともな神経を持った者には、どだい自己否定など、耐えられないものなのである。
 ヨーロッパの革命が、おびただしい流血にまみれて起こされて来た歴史から、サルトルは、そのヒューマニズム的観点から、弁証法的理性批判として、無血革命を唱えたのであり、それは、現象学による、現象学的還元という、エレウ゛ェ―ター的な、俯瞰図の客観から、主観へと、昇り、降りする、ロジックにより、存在ー無化ー生成という、生身の人間には、暴力的な論理学を批判したのである。
 そもそも、キリスト教的弁証法は、最初からして、イエスキリストという聖者の血を流し、肉体を一旦、殺し、神の無化により、復活する、という、或る意味では、神の野蛮な行為から起こっているのである。聖者の血を流し続けて、作られて来た、ヨーロッパの弁証法が、生身の人間には、耐えられないものである事は、自明である。
 さて、「源氏物語」の逆弁証法は、マゾヒスティックではありながら、流血の惨事は、
一切出て来ない。もちろん、この逆弁証法には、マゾヒスティックに耐え、その過程で死に至る登場人物は、何人も出てくる。この、世界史的にも、かなり早い時期のNOVELには、現象学的還元が早くも、使われている。俯瞰図のように、客観的に語られる物語は、エレウ゛ェ―ター的に、昇り、降り、し、主人公の主観レウ゛ェルに降りては、また、客観的な俯瞰図へと、昇って行く。そして、長い物語を貫く論理学は、仏教的マナ識のマイナスXマイナス=+を使った、逆弁証法なのである。哲学者の方々には、ぜひ、紫式部が、早くも現象学的還元を行っている点に、焦点を当ててもらいたい。平安時代の日本の仏教哲学のレウ゛ェルが、如何に高かったかを、証明するように、「源氏物語」という大著は、見事に、逆弁証法、現象学的還元、というロジックを貫いている。もちろん、当時の貴族階級以下の、カーストの生活はどんなものだったかを、ここで語るには、心理学的遠近法に反する。
 弁証法とは、論理学として存在しても、実現するには、かなり、堪え難い苦痛を伴うものである。それは、マナ識の逆弁証法でも、血を流す事はないにしろ、同じである。物語は、弁証法的に、または逆弁証法的に綴られていく。或いは、サルトルのヒューマニズム
的実践は、現象学的文学を作ろうとした、「自由への道」ではなかったろうか?
 それでも、現実社会は、物語の理念とは裏腹に、不条理に展開していくのである。はたして、この不条理な社会に、或る一定の論理学など、存在するのであろうか?

                 弓武声慧 きゅうぶ しょうえ(ミュージシャン)




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SCIENCE UTOPIA PART4 SOUND CLOUD

SCIENCE UTOPIA PART4




SCIENCE UTOPIA PART4 /ASKATEMPLE sound cloud
all played by NICOLAI MARUHAMA based on part1 JOHN UBEL's take
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SCIENCE UTOPIA PART3 Sound cloud

SCIEN UTOPIA PART3



SCIENCE UTOPIA PART3
all Played by JOHN UBEL
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SCIENCE UTOPIA PART 1 SOUND COLUD

SCIEN UTOPIA pat1





SCIENCE UTOPIA PART1 sound cloud
all played by JOHN UBEL
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SCIENCE UTOPIA/ASKATEPLE

各パート約45分以上の超大作である
ASKATEMPLEの新作 『Science Utopia』が解禁となったので
SoundCloudへアップした。

Part1?3はJ?hn ?bel氏によるトランスサウンドだ。
震災に端を発し、現代社会の矛盾を鮮やかに突きつけた問題作品である。
科学が飽和した現代社会においても、未だ人間は働き続けている。
どう考えてもおかしい、労働など機械に任せて俺たちはユートピアで楽しく
暮らせるはずではなかったのか?大人はまことしやかに約束をしたぢゃないか?

Part4はこのコンセプトを最大限に遵守し、Part1をバックにサウンドを再構築した。
ユートピアでの美しく不気味で繊細で妖艶な世界を擬似的に体験してもらおうという試みだ。
是非、大人のSEXのときにPlayしてほしい。

全Partは、大音量(Volume7以上くらい)で聴くと、脳が自動Transをおこしてくれるはずだ。

アップ先のSoundCloudはフリーユーザーゆえ2時間分しかアップできない。
よってトラックを分散して置いた。
ASKATEMPLEのSoundCloudサイトへは、Part1とPart3を。
僕のVersion、Part4はnicolai maruhamaのサイトへアップした。
Part2はこれらにも増してスリリングなサウンド展開となっているが、
利用Spaceの限界もありアップはできなかった、リスナーはもう買うしか後がないわけだ。

本作品のリリースは年末になるらしいが、J?hn ?bel氏本人によるメッセージが
ライナーノーツとして大量のペーパーでついてくる。
予約は、ASKATEMPLE BBSで注文いただきたい。
http://8102.teacup.com/johnubel/bbs

Science Utopia Part1
http://soundcloud.com/askatemple/science-utopia-part1

Science Utopia Part3
http://soundcloud.com/askatemple/science-utopia-part3

Science Utopia Part4
http://soundcloud.com/nicolai-maruhama/science-utopia-part4

Part4での使用機材

DAWソフト: Cubase5
ソフトシンセ:Reason5(Reason Electric Bass ReFill,Reason Drum Kits)

Synth&Keyboards
minimoog Voyager, KORG mono/poly, Roland SH-2, microKORG
nord wave, nord electro3, nord modular G2X
Roland Jupiter-80, Roland RS-70, Roland RS-202 string synthesizer
Hammond ORGAN model XB-3
http://soundcloud.com/nicolai-maruhama


SCIENCE UTOPIAセルフライナーノーツ
                 JOHN UBEL


SCIENCE UTOPIA PART1 JOHNUBEL
SCIENCE UTOPIA PART2 JOHNUBEL
SCIENCE UTOPIA PART3 JOHNUBEL
SCIENCE UTOPIA PART4 NICOLAI MARUHAMA



2011年、我々ASKATEMPLEは、日本中が停滞している間に、4枚の大作に挑みました。どの曲も、1曲40分を超す、体力と精神力の限界に、JOHN UBEL, NICOLAI MARUHAMAは、挑戦しました。
 SCIENCE UTOPIAなるものは、哲学者、エルンストブロッホが提唱した、「未だかつて存在していないユートピア」として、ブロッホ氏の著作に出てくるものです。まだ、旧ソ連が、大きな権力を持っていた時代に、ブロッホ氏は、悠然と、「本当の社会主義は未だ存在していない。」と堂々と論陣を張り、命からがら、亡命を繰り返しました。
 カールマルクスの資本論では、資本の利潤率傾向低下法則なるものが、最期に出てきます。それは、V(可変資本)としての、人間労働力が、搾取されればされるほど、資本の利潤率は低下する、というものでした。(C+M/V) Cは不変資本としての機械で、Mは剰余価値です。しかしSCIENCEの発達した、現在では、もはや価値を生産するのは、機械であり、Cを可変資本として、(V+M/C) という、数式が成り立ちます。この数式では、利潤率の傾向低下は起こりません。もはや、人間労働力は、等価で交換される、不変資本なのです。
 我々、1960年代に生まれた者の、少年時代、古典的なSF小説は、みな、苦役のようなものは、全て機械とロボットがやってくれて、人間はほとんど、遊んでいるだけで良い、という魅力的な、未来社会が描かれていました。しかし、21世紀の現実は、何なんでしょうか?何故、未だに、人間が、ロボットや機械のように、規格化され、酷使されねばならないのでしょうか?
 SCIENCE UTOPIAとは、このような、遅れた21世紀の人類に対するアンチテーゼでもあります。もちろん、この作品は、東日本大震災による、福島原発事故にも、大きな影響を受けています。あの事故は、科学の敗北ではなく、荒んだ、金権政治構造の敗北であった、と思います。その証拠に、新しい原発施設は、何の支障もなく稼働していて、付近の住民のシェルター代わりにもなりました。古い原発施設が、小さな事故を頻繁に繰り返し、それを、地域ぐるみで、隠蔽してきたのは、映画「罵詈雑言」などで、早くから指摘されてきた事です。腐敗した金権政治は、利権に踊らされ、古い施設の補修や、廃炉措置を取らず、事故を摘発するものを、隠蔽し、地域ぐるみで隠して来たのです。
 このSCIENCE UTOPIAは、4作に様々な思いが込められています。理念に現実が追いつかないもどかしさ。退行していく、現代社会。そして、未だかつてないUTOPIA。私たちは、この地球で住む以外ないのです。この地球の環境を保全していくしかないのです。そして、プラネットとしての地球が、進化し、そして、地球から UFOが飛ぶのです。我々はそのような、未来社会を望み、音楽化しました。いまだかつてない、ユートピアに思いを馳せて。。。

                                             2011.10.3
JOHN UBEL
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